2015年08月28日

【日本の英語教育〜本当に日本の英語教育はダメなのか?〜】

ひさびさブログです。

さて、日本の英語教育について、
もう4年も前に記事を書いてたんですが、
改めて書いて行きたいと思います。

かれこれ10年以上、教育という世界で、
科目を教える先生として生きているわけですが、
これまで一度も【日本の英語教育はおかしい】って思ったことがないです。

なぜなら、
きちんと【目的】を考察しながら学んでいるし、教えているからです。

最近facebookで、教育を語り合うコミュニティというところでよく投稿したり、
コメントしたりしているのですが、
そこでも出ていました。

【日本の英語教育はおかしい】 と。

ただ、私が、いつも思うのは、
『日本の英語教育はおかしい!』ということが、
『おかしい!』ということ。


英語の先生は、ここに気付かなくてはいけません。

英語の先生に限らず、
ほとんどの大人や教育関係者がわかっていないです。

中学生や高校生が言うのはわかります。
そう。定番のこれ。


『どーせ、英語なんて話せるようにならないんだから、
 英語なんてやっても仕方ない。』 



『英語を話せない教師が、英語を教えて・・・』なんて言われることも。


個人的には、ぜひ日本の英語教育の背景や目的も、
考察して欲しいと思っています。

『日本の英語教育が・・・』と言っていることの方が、
考える必要あるのです。


正直に言っておくと、
私は、英語は話せませんが普通に英語教えています。


批判される、『英語が話せない、英語の先生』です。


別に話せなくても、普通の大学受験までの英語ならば、
教えられると思っているからです。
学校の定期テスト対策も可能です。

この学校の定期テスト対策も、
『詰め込みだ!』とか『偏差値主義』的に言われるかもしれませんが、
もう、そのズタボロの論理思考なのが残念です。

その程度の論理思考だったり
調査の能力だったらねぇ・・・と。


私の個人的な日本の英語教育の考察をご紹介。


まず、『日本人は、6年間も英語勉強しても英語が話せるようにならない!』と、
揶揄されますが。

当たり前です。


これは、『6年間も、サッカーの練習しているのに、全然野球うまくならない!』と、
同じようなものです。

これは、当たり前ですよね。

サッカーの練習しているのに、野球上手くなったらビックリですよ!!!


コミュニティの中で、例に出ていたのが、

『センター試験で200点とっていても英語話せない』ってもの。

これ、そーだそーだ!だから日本の英語教育は・・・とかって言っちゃうんですが、
私から言わせたら、これは、

『甲子園の優勝投手なのに、サッカーのゴールキーバーできない』っていうレベルの論理。


日本の英語教育の目的は、
中学から高校までの英語を幅広く見た上で、
自分自身で、大学院までいったときに気付けました。

言語化できました。


日本の英語教育は、、、、、
文語なんです。

文語という言葉がわからない人^^;
もう英語云々の前に、日本の勉強をしましょう^^


読み書き=文語   会話=口語  です。


このギャップは、サッカーと野球くらいあります。


この違いを認識できていないと、
ついつい、『日本の英語教育は間違っている!』となるのです。


日本の英語教育は、一応大学受験を一つの区切りと考えると、
それまでの教科書や参考書、問題集を見ると、読み書き重視です。


それはなぜか? ここまで考察する必要があります。


これ、なぜか考えたことありますか?
ここをしっかりと考察したことがないのに、
日本の英語教育について論じるのは、
まったく野球をしたことがない人が、プロ野球の監督の采配に、
ダメ出しをしているくらい残念な行為です。


これはあくまで私の仮説ですが。


江戸時代末期、鎖国が終わり海外との貿易が本格化します。
閉じこもっていた日本人が世界へと羽ばたきます。

勤勉な日本人は、勉強します。

そして、明治⇒大正⇒昭和  と、技術も発展させていきます。
日本のものを海外へ紹介していきます。

そこで必要になったのはなんでしょう?

外国人と話す力ではなく、
外国で書かれた書物を、読めるようになること。
外国に日本を売り込むために、英語で文章をかけるようになること。

技術者にいたっては、その特徴から、
コミュニケーションにたけていないことが多いという特徴もありますからね。
特に技術関係の人は、読み書きを重視したんだと思います。


日本は島国であり、
海外との付き合いかたも、かなりレアケースです。

資源がないので、海外から資源を輸入し、
それをもとに加工し、輸出する。という流れです。

技術力で勝負なわけです。


現代でもそうです。

日本の技術を売り込むために、
より最優先すべきことは、英語が話せるようになることではありません。


英語で、論文を読むことができ、
英語で、論文を書くことができることです。


これに、私は、
研究室に入り、色々な論文を読むようになって気付きました。

論文が読めなきゃ、自分の研究進められないんですよ。

そして、論文読み始めて気付いたのは、

日本人の論文は読みやすい!

文法事項に曖昧さがないし、
文章構造が文法事項にのっとっているので、読みやすいのです。

しかし・・・他の国の人の英語は、
文法事項がはちゃめちゃだし、
主語がなかったり、主語が2個あってどっちかわからなかったり、
形容詞節とかが、よくわからなくて、文法事項的に間違えだらけだったりします。


日本人の世界的な雑誌への論文投稿は少ないと言われていますが、
それでも、日本が先駆けて開発したものや、
いまの科学技術には必要不可欠となっているものは山ほどあります。


たしかに、日本人は、
6年間英語勉強しているのに、
英語をきちんと話せるようにはなりません。

しかし、難解な文章を読めるし、
きちんとした文法に乗っ取って文章を書くことができます。

この、読み書きの能力は、
非常に評価すべきところと聞きます。


日本の英語教育は、読み書き重視なんですから、
目的に沿っていて、そして、それで成り立っているのです。


6年間、頑張ってサッカーの練習しているんです。

決して野球の練習はしていないんです。

だから、サッカーは上手いんだと思います。

野球はそうでもないですが。


それを、なんで、6年間もサッカーやってるのに、
野球できないんだーーー!!

って言われても、どうしようもないです。


だから、私は英語を教えるときは、
きちんと、この『口語』と『文語』の話を生徒にします。


また、必ず付け加えていうことに、

英語は、『外国の文化を学ぶもの。』とも言います。




『日本の英語教育はだめだ!』なんて言ってしまっていた方。

ぜひ、この口語と文語の話は考察してみてください。


これまで、色々なご家庭だったり、
話をさせてもらう場で、この話をするのですが、
いまだかつて反論が出たことがなく、
英語教育に疑問を持っていた人も、
『たしかに・・・・』となっています。


ではでは。

次回は、『グローバル化社会には英語が不可欠。はあと10年くらい。』という話をしましょう!

posted by knyacki at 21:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 英語全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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